私の好きな漫画 4 古代幻想ロマンシリーズ
2007 / 08 / 31 ( Fri ) 万葉集に懲りだしたら、昔読んだ漫画を思い出しました。
長岡良子さんの古代幻想シリーズの中の二冊です。他にもシリーズはあるのですが、この二冊はダントツに好きな本です。 前者は、天智天皇の皇后だった倭姫王の生涯。 後者は、藤原不比等が権力に登り詰めるまでのお話です。 不比等はともかく、倭姫は殆ど知られていない人だったので、 ちょっと少女マンガらしく甘いところはありますが、とてもきれいなお話でかなり好きでした。 久しぶりにゆっくり読み直したい漫画です。 以前も好きな挽歌を書きましたが、この長歌も美しいです。琵琶湖の風景と、夫を思う気持ちがでていて、「挽歌だけれども、相聞歌」とも言われるのがわかる気がします。 鯨魚取り 近江の海を 沖放けて 漕ぎ来る船 辺付きて 漕ぎ来る船 沖つ櫂 いたくな撥ねそ 辺つ櫂 いたくな撥ねそ 若草の 夫の 思ふ鳥立つ <意味> 近江の海、この海を沖辺はるかに漕いで来る舟よ 岸辺に沿うて漕いで来る舟よ 沖の櫂もやたらに撥ねてくれるな 岸の櫂もやたらに跳ねてくれるな 吾が妻の思いのこもる鳥、 その御魂の鳥が驚いて飛び立ってしまうから (萬葉集釋注〈1〉巻第一・巻第二 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) / 伊藤 博の訳)
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