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ブルフィンチの中世騎士物語 (岩波文庫)を読みましたが、ケルトとキリスト教との関わりを知らなくてよくわからない箇所がでてくるため困っていたところ、この本を↓見つけて読んでみました。

ケルト神話と中世騎士物語―「他界」への旅と冒険 (中公新書)ケルト神話と中世騎士物語―「他界」への旅と冒険 (中公新書)
(1995/07)
田中 仁彦

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1995年とだいぶ古い本ですが、文章も簡潔でわかりやすく、ケルトの世界観、そしてキリスト教とどのように関わって変化していくかがよくわかりました。
古いケルトの神話や民話にキリスト教が入り込んで、それが融合していく・・。征服、ではあるのだけれども一神教のキリスト教が多神教にのまれている、という見方もできます。
神話や古い話は、長く伝えられるうちに矛盾がどうしてもでくる場合があります。(ギリシャ神話など有名ですが)だから物語としてしかみられないと理解に苦しむところがどうしてもでてきます。ケルト世界とキリスト教の関わりや歴史的変遷がある程度見えてくると、その”矛盾”がもっとも面白い箇所となるので、もう一度ブルフィンチを読み直してみたいと思います。

トルヴェール(吟遊詩人)のクレスティアン・ド・トロワは、古いケルト系の話を中世騎士物語に変貌させました。「獅子の騎士イヴァン(Yvain, le Chevalier au Lion)」や「荷車の騎士ランスロ (Lancelot, le Chevalier de la Charrette)」等が有名ですが、イヴァンが一番ケルトの気配が残っていて、好きですね。
 本文とは関係ないけれどアーサー王にでてくるランスロットが、ここではフランス風にランスロと呼ばれていて、なんかの省略みたいや・・(死語だけど「ガングロ」とか(^^;;))とちょっと笑えました。

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【2013/10/02 20:20】 | Books
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